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雪乃琥珀録

独り言とか

解散報告(不快な方は見ないでください)

今回は、ちょっと気が向いたというか、思い出したことなので、あまり見たくない人は引き返してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が新しい命を授かったのは丁度二年前の年明けぐらいでした。

パートナーはとても喜んでくれたし、私自身、初めての妊娠に戸惑いながらも、自分の中にもう一人人間がいるんだ。ということをエコー写真を見る度に何度も何度も自覚して、

「ああ、私は子供を産むんだ。私の血を受け継いだ子が今体内で必死で生きようとしてるんだ。」

 

正直実感はなかったし、生活も不安定で、激しい悪阻と闘いながら仕事も、バンドも続けて行こうと思いました。

でも実際はそんな甘いことではなかった。

日に日に落ちていく体重、一般的な人よりも激しい悪阻。

お茶もろくに飲めないほど体調は悪化し、気合でどうにかなるなんていう範疇はとっくに過ぎていました。

 

今考えれば、私が必死で守ろうとしてきた「Tesoro」というバンドは、私が壊したのかもしれません。

たくさんではないけれど応援してくれていたファンの皆様には、私のあまりの不甲斐なさ、不完全燃焼、そしてその応援してくれている気持ちを裏切ってしまったことを、本当に申し訳なく思っています。

 

メンバーは、私に優しくしてくれ、産むも産まないも、私にすべてゆだねてくれてはいたものの、動揺していたと思います。

無計画で自分勝手な自分のせいで全て壊してしまったんじゃないかと、今も後悔しています。

 

結局私の身体は栄養失調になり、堕胎、という道を選ばざるを得なくなってしまいました。お医者さんに

「母体と、お子さん、どちらを選びますか。あなたは健康体で産むことはできない。それは分かっていたはずです。無計画な妊娠がどれだけ多くの命を犠牲にしているかきちんとわかっていますか。」

そう厳しく言われました。

言い返す言葉もありませんでした。

 

寝たきりの生活が一か月ほど続き、仕事もままならなくなり、ある日いつもとは比べ物にならない、今にも失神してしまいそうな状況に陥り、救急で病院に行きました。

そこで言われたのは

「いますぐここで堕胎するか、今日から出産までの半年間、入院しなければ出産はできない。出産したとしても、健康体で生まれてくる確率は極めて低いです。いますぐ選んでください。そうしないとあなたも死にますよ。」

そういわれました。

 

私は心身ともに限界に達していました。

それでも堕胎に踏み切ることはできなくて、結局、パートナーと話し合い、これからも子供は作れるから。そういって、堕胎手術を選びました。

後悔しています。

生きがいだった音楽を捨て、子供まで失いました。

全部自分の責任です。

 

ファンでいてくれた皆さんにきちんと、謝罪もできないまま無期限活動休止なんて選択をしてしまったことも、無責任でした。

 

仕事には復帰できたものの、精神はこれまで以上にボロボロでした。

当然、家庭関係も上手くいかなくなり、薬の量も増え、持病の病状は悪化していく一方で、もう誰に何をしてもらっても何も響かなくなり、歌詞も書けなくなりました。

誰かに偉そうに何かを伝えたいなんて烏滸がましい。そう思うようになりました。

 

婚約は破綻しました。家族にも迷惑をかけました。周りにいるみんなのことを散々傷つけたりもしました。

全部自分のせいだとわかっているからこそ、やるせない気持ちの行き場がなかった。

 

妊娠を境に、体質も変わりました。

金属アレルギーや、ホルモンバランスの乱れ、髪質、肌質、すべてが変わりました。

もう私は表に立っている自分が仮面をかぶった偽物にしか見えなくなってしまった。

 

「一つの命を殺したんだ」

 

それだけがゆるぎない事実です。

名前を付けました。産んであげれなかったけど。

琥珀といいます。

私だけは一生忘れない。何があっても忘れない。

持病なんか持ってなければよかったのに。もっと頑張ればよかったのに。

そんなたらればが今でもたまに、無力感と虚無感と襲ってきます。意味もなく泣くこともあります。

それもすべて自分の不甲斐なさが発端です。

 

私には妹がいます。

妹は生まれてすぐに死にました。

だからすぐには両親には話せなかった。

その悲しみと無力感を誰よりも知っている人たちだからです。

 

私は一生、琥珀が居たことを背負って生きていきます。

いつか私が子供をまた授かったとしても、それでも大事にします。

 

でも皆さんになにかを伝える立場にはしばらく戻れません。

私は往生際が悪かった。バンドに縋り付こうとしたし、仕事も何事もなかったかのようにいつもより頑張った。

でもそれは全部自分のやったことを一時的に忘れるための逃げ道にしかなってませんでした。

 

だから、ここで私は正式に「Tesoro」および「Near」の解散を決定します。

もし、活動再開を望んでいてくれる人がいたとしたら、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

そして、これまで応援してくださって本当にありがとうございました。

 

これは本心です。

ファンの皆さんに私たちは、私は、支えられてきました。

でも嘘をつきながら活動を続ける気はありません。

悩んで悩んで出した結果です。

私にはもう、誰かに自分の言葉を届ける権利なんてない。

隠してまで虚像を作るなんて傲慢なことはしたくない。

 

重ねて、一緒にバンドを作り上げてくれた、そして期待を、未来を裏切ってしまったメンバーにお詫びします。

 

まずは、ギター松本一輝。

 

たくさんの素敵な曲を作ってくれてありがとう。

私にその機会を与えてくれて、誘ってくれてありがとう。

素晴らしい景色を見れました。これは私の一生の宝物です。

これからもギタリストとして頑張ってください。勝手かもしれないけど、陰ながら応援しています。

 

ベース pochi

 

ずっと私のわがままに付き合ってくれてありがとう。

ずっと信じてついてきてくれてありがとう。

沢山沢山迷惑をかけてしまって、折角作り上げた、私たちがずっと求めていた舞台に立てた日のこと、ずっと忘れません。

一生音楽をやりたい。絵莉子の歌でベースを弾きたい。

そんなことをずっと言ってくれてありがとう。

一人での活動、応援しています。

幼馴染として、これからもよろしくお願いします。

いままでありがとう。

 

キーボード 菊池海太郎

 

沢山わがままを言って、会社に通いながらも一生懸命私たちとバンドをやってくれてありがとう。

これからも、好きだからという純粋な理由でキーボードを弾き続けてください。

私たちの自分勝手な話にもきちんと耳を傾けてくれてありがとう。

戸惑いながらもこのバンドにいてくれてありがとう。

こんな自己主張の塊の人たちに付き合ってくれて本当に感謝してます。

ありがとう。

 

ドラム 池田さん

 

未熟な私たちに一切文句も言わないで、いつも素敵なドラムを叩いてくれて、

本当に私たちなんかでいいんだろうか?と何回も思っていました。

いまでもいろんなバンドでかっこいいパフォーマンスを見るのが楽しみです。

サポートとはいえ、中途半端な形で終わらせてしまったこと、本当に申し訳ありませんでした。

これからもファンとして応援しています。

 

初期メンツ

 

耀ちゃん

コピーバンドの頃からあまり自分の意見は出さないものの、一生懸命やってくれている姿は、本当に音楽が好きなんだと感じさせられていました。

社会人になるという道を選んだ時も、あなたの覚悟がきちんと見えて嬉しかったです。

決断力にかける私には到底真似できなかったけれど、長い間付き合ってくれてありがとう。

沢山の趣味があって、自分を偽らないのはすごいことだと思います。

これからもたまには飲みにいきましょう。

 

ザキ

サークルでなんとなしに組んだバンドが、いつの間にか舞台に立っていました。

いつもまっすぐ一生懸命で、ドラマーという職業を選択しなかったけれどその目にはちゃんと自分がこれからどうなりたいか、自分のしたいこと、自分の中の芯が絶対にぶれないあなたを尊敬しています。

漠然とした夢を語っていたあなたがちゃんと一歩ずつランクアップして、自分の決めた夢に向かって行ってるのが正直うらやましいです。

これからも、自分の決めたこと、新しく興味を持ったこと、素直にまっすぐに挑戦し続ける姿を応援しています。

 

バンドを卒業してからも私たちを応援してくれていた元メンバーたちに一番謝らなければいけないのは私です。

最後までやり遂げることができなくて本当にごめんなさい。

 

もしいつかまた、私が歌詞をかける日が来たら、少しずつでも、一人でも、活動を再開していけたらいいなと思っています。

 

今は正直表舞台に立つ自信はありません。

届けられない気がするからです。

自己嫌悪しているのに誰かに夢を語るにはまだ早くて、私は私なりに禊の期間を設けている、と考えてくださるとありがたいです。

 

過去は消えないだし、自分の作ってた歌詞は実体験に基づいた感情論だったり、そういうものでした。

今の私は感じる、ということがまだほとんどできないので、皆さんに聴かせることはしたくありません。

もしこの先、自分で納得ができるものができるときが来れば、その時はまた、活動を再開しようと思っています。

 

一年越しになって今更こんなことを言っても、私に対しての不信感が消えるなんてことは思っていません。

もう少し、どれぐらいかかるかわからないけれど、自分自身がもっと生きる気力を見いだせた時、また歌いたいと思っています。

 

ちなみに体調は元気です。

心も以前に比べて元気です。

でも過去を受け入れるにはまだまだ時間が必要だと感じています。

 

長くなってしまいましたが、今日、正式にTesoro,Nearの二つのバンドの解散報告とさせていただきます。

 

活動再開を期待してくれていた方々には本当に申し訳ない結果となってしまったこと、深くお詫び申し上げます。

 

これからは各々のメンバーの活躍を見ていてください。

 

重たい内容になってしまいましたが、あくまで前向きな考えです。

そして私が決めた決断、決別です。

 

受け入れてくれるとありがたいです。

 

いままでたくさんありがとうございました。

 

弾き語り動画(コピーにはなりますが)などはちょくちょく上げていこうかなと思っています。

 

今回はお詫びとお知らせでした。

 

おやすみなさい。